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アーユルヴェーダとは
アーユルヴェーダをひもとく15のキーワード
体を支える3つの性質
ヴァータ
ドーシャと総称される要素の1つで、五元素(空、風、火、水、地)の風と空から成っている。目に見えないので、風のエネルギーと呼ぶことができる。風は物を動かすので体内では胃腸の運動、筋肉の運動や循環、排泄を担っている。
ピッタ
ドーシャと総称される要素の1つで、五元素の火と水から成っている。目に見えないので、火のエネルギーと呼べる。火は、物を燃やして変換させる力なので、体内では胃腸での消化や体内での代謝、産熱を担っている。
カパ
ドーシャと総称される要素の1つで、五元素の地と水から成っている。目に見えないため、水のエネルギーといえる。水は、物をくっつけるので、体内では筋肉や骨などの構造の維持、免疫機能、水分などの代謝を担っている。
心を左右する3つの気質
サットヴァ
トリグナと総称され、心の性質の1つ。
「純粋性」の意味を持っている。サットヴァが心に増えることで、心が純粋な状態、つまり至福の状態が体験できる。サットヴァが増えると、オージャスも増える。
ラジャス
トリグナと総称され、心の性質の1つ。
「動性」や「激質」の意味を持つ。ラジャスが心に増えることで、心が動き、願望や欲求が起こる。場合によっては注意が散漫になり、躁状態になる。またピッタとヴァータも増える。
タマス
トリグナと総称され、心の性質の1つ。
「惰性」の意味を持つ。タマスが心に増えることで、心が動かなくなり、気力や意欲がなくなる。場合によっては、鬱状態になる。また、カパが増える。
免疫力を左右する3つのエネルギー
アーマ
(マ)は熟したの意。(ア)は否定語なので、未熟あるいは未消化物の意味。体内のトリドーシャあるいはトリグナがバランスをくずすと発生する。心のアーマは、メンタルアーマと俗称している。病気を引き起こす病的老廃物
オージャス
活力素の意味。体内の消化や代謝が順調になることで生成する。精気とも呼べる生体エネルギー。オージャスを増やすことは、心身の健康を増進させるのに必須なもので、食事や生活の仕方によって左右される。
アグニ
アグニとは「火」の意味。消化や代謝を担うエネルギーのこと。体内のあらゆる酵素の働きを支えているエネルギーともいえる。アグニがつまり酵素活性が順調になることで、全身の代謝や消化が順調に進む。
自分を知る3つの要素
プラクリティ
「本質」という意味。本来のトリドーシャのバランス、つまり体質という意味でも使われる。
出生時に決まるバース・プラクリティと後天的な影響で決まるボディ・プラクリティの2種類が一致することが、健康定義の1つ。
ヴィクリティ
「過剰」の意味。本来のプラクリティのバランスよりも、過剰になった部分があることにより病的な症状が出現する。
病的症状の原因。ヴィクリティをなくすように、種々の治療や生活指導を行う。
ヨガ
ヨガ(正式名称ヨーガ)とは「つなぐ」という意味。心をつないでおく方法だという説や、宇宙と自分をつなぐ方法がヨーガだとする考えがあるが、実際は宇宙と自分がすでにつながっていることに、気づく方法がヨガである。
巡る力の3つの概念
アルマ
アルマとは「急所」の意味。ヴァルマ、マツマとも発音される。体内には107個のアルマがあり、全身を1個加えると108個になる。急所であると同時に、意識と体の結合点となる肉体部分のこと。
スロータス
体内の肉体的通路の総称で、発生したアーマがスロータスを塞ぐことが病気悪化の直接的原因。ナーディは、チャクラと同じくエネルギーレベルの流れ道のこと。スロータスの流れの改善が、健康にとって大切になっている。
チャクラ
アルマが触れることのできる肉体的構造ならば、チャクラは、手で触れられないエネルギーレベル構造で、体内には7つ、あるいはそれ以上あるとされている。アルマを的確に扱えば、チャクラの流れが活性化される。
アーユルヴェーダをより深く感じるために 読んでもらいたい、珠玉の10記事。
ここまでくれば、
アーユルヴェーダの世界に踏み入れたも同然。
ではあらためて、あなたの体質をチェックしてみましょう。
わたしはどのタイプ?あなたの体質がわかる『心と体の30チェック』
アーユルヴェーダの3つのドーシャ(ヴァータ・ピッタ・カパ)に関する以下の30項目について、
一番自分に合うものをチェックし、ドーシャごとにチェック数を合計します。
2個か3個当てはまる場合もすべてチェックし、
どれも当てはまらない場合やわからない場合はチェックしないでください。
最もチェック数が多いドーシャがあなたの体質傾向です。
ヴァータ | ピッタ | カパ | |
---|---|---|---|
①誕生時の体重と幼少期の体格 | 2800g前後 子供のころやせていた | 3100g前後 子供のころ中肉中背 | 3400g以上 子供のころぽっちゃりしていた |
②身長 | 背がひょろっと高いか華奢で小柄 | 同年代の平均的身長 | 髙くてがっちりした体型か、低くてずんぐり |
③体格 | 軽くて華奢。骨が細い、太りにくい | 太りすぎでもやせすぎでもない。体重が増減しやすい | がっちりしているほう、骨太 |
④筋肉 | 筋肉がつきにくい。やせ形 | 筋肉質 | 筋肉と脂肪で固い肉質 |
⑤表情 | 感情が表に出てわかりやすい | きつい表情、凛としている | にこやかで穏やか、感情を表に出さない |
⑥発汗 | 汗をかきにくい。体臭はない | 暑いとすぐ汗をかきやすい。体臭が強い | ほんの少し汗をかく程度。手などはじっとり汗をかきやすい |
⑦気温 | 温かい環境を好み、冷えると体調を崩しやすい | 涼しい環境を好む、暑さで体調を崩しやすい | 寒さを嫌う、湿り気で体調を崩しやすい |
⑧排便 | 乾燥して硬い。便通が不規則。便秘しやすい | 柔らかい。下痢をしやすい | 量が多く、油性で重い |
⑨活動性 | いつも忙しく動いている。落ち着かない。継続性が足りない | 無駄のない計画的な行動。卒ない行動 | のんびりゆっくりしている。動作が緩慢 |
⑩睡眠 | 途中で目覚めたりして、眠りが浅い。寝つきが悪い | 健やかな眠り | 熟睡。長く眠ることを好き |
⑪集中力・影響力 | 1つのことに集中するのは苦手。人の影響を受けやすい | 困難を排してまで進む。人に影響を与える方。間違いを認めるまで時間がかかる | 頑固なくらい人からの影響は受けにくい。情熱を長く維持できる |
⑫話し方 | 早口。見たもの聞いたことはすぐにしゃべりたいところがある | 明瞭で論理的。正確にはっきり話す | ゆっくりと穏やかな話し方 |
⑬思考 | 表面的。口先ばかりで行動が伴わないことも | 論理的で将来を見越して計画をたてる | 急ぐことを嫌い、ゆっくり時間をかける |
⑭記憶力 | 理解が早く記憶力は良いがすぐ忘れやすい。昔のことを思い出すのは苦手 | 記憶力も理解力も高い。素早く思い出すことができる | 初めてのことを理解するのに時間がかかるのが、一度覚えたら忘れにくい。遅いが、昔のことをよく覚えている |
⑮感情の傾向 | 恐怖・不安を感じやすい | 惜しみ・怒りを感じやすい | 無関心か根に持ちやすい |
⑯信念 | 心変わりしやすく、信念がゆらぎやすい | 強い信念を持っている。一本筋が通っている。狂信的になることもある | 確固とした信念を持ち、心変わりが少ない |
⑰情緒 | 恐怖感を抱きやすい。不安定になることも。不安心配が多い | 攻撃的。何事にも断定的な傾向がある。妬みっぽいところも | 落ち着いている。欲張り。物事に執着しやすい。こもりやすい |
⑱仕事の好み | 創造的でイメージを使う仕事 | 知的な仕事 | 人をサポートしたり縁の下の力もち的な仕事 |
⑲ライフスタイル | 早くて、間違いが多い、計画性がない | 計画的、野心的、多忙、進歩的 | 着実、変化を好まない、規則的・現実的 |
⑳ファッション | 流行に敏感 | 本物志向 | わりあい無頓着 |
㉑金銭感覚 | 浪費家、自然志向 | 中程度、豪華な物を好む | 倹約家、貯蓄型。質素 |
㉒皮膚 | 皮膚が薄く、乾燥肌 | 光沢がある、ほくろやしみが多い、湿疹ができやすい、日焼けしやすい | 皮膚が厚い、色白できめが細かい、脂性肌 |
㉓毛髪 | 乾燥しやすく枝毛、切れ毛が気になりやすい | 細く柔らかく、赤みがかっている。若白髪 | 太くて多い、色が濃くつやがある |
㉔顔 | 面長、小顔 | あごがシャープ、とがった印象 | 大きくて丸顔、角張っていることも |
㉕首 | 首が細く筋ばっている | 平均的、均整がとれている | がっちりして太め |
㉖鼻 | 小さくて細い場合か長くてかぎ鼻。左右不対称 | 鼻すじが通っている、鼻の大きさは大きすぎず小さすぎず平均的な大きさ | 大きくて幅広い、丸鼻、油が浮きやすい |
㉗目 | 小さくて細い、奥目。目の中がよく動く | 平均的な大きさ、瞳が輝いているシャープな印象 | 大きくて瞳がウルウルしてやさしそうな印象 |
㉘手 | 小さいかあるいは逆に大きく骨ばっている。すらっとして細い印象。指が長め | 手の大きさはほどほどの大きさ。赤みや黄みがかっている | 大きく厚みがあり、触ると柔らかい |
㉙唇 | 薄い、小さい、引き締まっている。乾燥している | 中程度、均整がとれている、赤くて柔らかい | 大きくて厚い、滑らかでしっとり |
㉚歯 | 歯並びがよくない、歯が弱くすき間がある | 平均的な大きさで、歯並びは良い方。歯肉がソフト、黄色みがある | 歯が大きく白くて強い。歯並びがよい歯肉も健康的 |
3つのドーシャ。それぞれの特徴とは?
ヴァータ体質
ヴァータ体質の人は、たいていは痩せて、骨格は華奢です。非常に熱狂的で何事にも敏感に反応します。
かかりやすい病気は、リュウマチ、不安症、不妊、インポ、心臓病。暖かい環境を好み、長時間の集中した知的作業により健康を害することがあります。
ピッタ体質
ピッタ体質の人は、たいてい運動を好みます。代謝が活発で、筋肉や骨が適度に発達しています。
知力が非常に発達しており几帳面で、リーダーや科学者、技術者に向いています。
しかし、すぐに我慢ができなくなり、攻撃的にもなります。また食欲が旺盛で、常に何かを食べたり飲んだりしています。かかりやすい病気は、高血圧、胃潰瘍、腸や皮膚の癌、感染症、肺炎、ヘルペスその他の炎症性疾患。
カパ体質
カパ体質の人は、たいてい体重が重く、急いで何かをするのが嫌いで、自分のペースで物事をするのを好みます。体力は強靭で、長時間の肉体活動に耐えられます。
信頼できて忍耐力に富み、性格的に世話好きで、自然と富欲なビジネスマンになることが多い人です。
しかしバランスを崩すと強欲になり、愛欲におぼれ、一変して怠惰ですぐに疲れてしまう人間になることがあります。
かかりやすい病気は、消化不良、循環不全、風邪、気管支炎、肺ガンや乳ガン。
混合した体質
1ドーシャタイプ:1つのドーシャが最も優勢な人
2ドーシャタイプ:3つのうち2つのドーシャが等しく優勢な体質
3ドーシャタイプ:3つのドーシャが等しく優秀なタイプ(まれ)
ドーシャがバランスしていれば健康で、バランスが乱れると病気になる。
元も優勢なドーシャが、バランスを崩しやすいドーシャとなる