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はじめてのアーユルヴェーダ -キホン編-
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ドーシャのバランスを乱す5つの要因│体質・時間・日常・場所・天体
ドーシャがバランスをくずし、その結果アーマが蓄積するようになる要因とは何でしょうか。これらは5つに分類できます。
つまり、①体質②時間③日常④場所⑤天体です。
中でも一番大きな要因は、体質なので、アーユルヴェーダでは体質重視しているのです。
体質とはプラクリティ(本性)と呼ばれています。つまり生まれつきの性質ということです。生まれつきヴァータがアンバランスになりやすい人をヴァータ体質、ピッタがアンバランスになりやすい人をピッタ体質、カパがアンバランスになりやすい人をカパ体質と呼んでいます。一つのドーシャだけがアンバランスになりやすい人は少なくて、たいていは、2種類のドーシャがアンバランスになりやすい複合体質です。3つのドーシャの組み合わせがありますので、7種類あるいは10種類の体質ができあがります。
次にドーシャバランスに影響する要因は、時間です。これには、簡単な規則があります。つまり、朝方6時から10時まではカパの増えやすい時間帯、10時から14時まではピッタが、14時から18時まではヴァーダが増えやすい時間帯です。さらに同じサイクルで夜半からドーシャのバランスも決まってきます。18時から22時までは再びカパの時間帯、22時から深夜2時まではピッタの時間帯、2時から早朝まではヴァータの時間帯という具合です。
一日における変遷は、そのまま四季にもほぼあてはまります。つまり、春はカパの増えやすい季節、夏はピッタの増えやすい季節、晩秋から冬にかけてはヴァータの増えやすい季節といわれています。さらに、同じようなドーシャの変遷が、人間の一生おいてもあてはまります。若年期(0~16~30歳)はカパが増えやすく、壮年期(30~60歳)にはピッタが、老年期(60歳以上)ではヴァータが増えやすいという具合です。
アーユルヴェーダでは、日常生活の一挙手一投足すべてが、ドーシャバランスに影響するとしています。この場合のドーシャの変動は、単純な加減法によっています。つまり「似たものが似たものをふやし、異なったものが、異なったものを減らす」という法則に従ってドーシャが増減します。ですから、ヴァータを増やすものはヴァータと同じ性質あるいは構成要素を持っており、ピッタを増やすものはピッタと同じ性質あるいは構成要素を持っています。カパを増やすものはカパと同じ性質あるいは構成要素を持っているのです。宇宙には10組の性質(属性グナ)があり、あるドーシャの持つ属性と、生活法の持つ属性との関係で、ドーシャやトリグナのバランスが決まってきます。
これは、住む場所の環境条件がドーシャに影響するということです。これも前途しました「似たものが似たものをふやし、異なったものが、異なったものを減らす」法則に従っています。ですからピッタと同じ性質を持つ熱帯の場所では、ピッタが増えやすくなります。一方乾燥して寒い場所にでは、ヴァータが増大してきます。温帯では各季節に応じたドーシャのバランスの変化が起きるのです。
アーユルヴェーダには、「大宇宙がそうであるように、小宇宙(人体)もそうである」ということわざがあります。これは、大宇宙と小宇宙とが相似形であることです。これは現代の高等数学における「フラクタル理論」と同じことをいっています。フラクタル理論は部分と全体が同じ自己相似性の構造を持つことをいい、大宇宙で起こっていることが、人体内でも起こるということを意味します。このように、大宇宙の天体と人間とは影響しあい、人体におけるドーシャのバランスを決める要因となっているのです。
つまり、①体質②時間③日常④場所⑤天体です。
中でも一番大きな要因は、体質なので、アーユルヴェーダでは体質重視しているのです。
①体質(アンバランスになりやすさ)
②時間(一日、季節、人生)
一日における変遷は、そのまま四季にもほぼあてはまります。つまり、春はカパの増えやすい季節、夏はピッタの増えやすい季節、晩秋から冬にかけてはヴァータの増えやすい季節といわれています。さらに、同じようなドーシャの変遷が、人間の一生おいてもあてはまります。若年期(0~16~30歳)はカパが増えやすく、壮年期(30~60歳)にはピッタが、老年期(60歳以上)ではヴァータが増えやすいという具合です。
③日常生活(一挙手一投足、食事、行動、心)
④場所(環境条件)
⑤天体(太陽、月、他の惑星)
カテゴリ:
(日本ナチュラルヒーリングセンター) 2016年12月 8日 19:36
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