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はじめてのアーユルヴェーダ -キホン編-
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カパの特徴とは?性格や容姿、美容健康の注意点まで徹底解説!
今回のテーマはカパについて。カパの皆さまは、地と水のエネルギーをそなえています。
重さや遅さ、冷たさなどの性質が、性格や外見にどんな影響をおよぼすのか、美容健康にどうやって関わっていくのかなど、細かく解説していきます。
水のエネルギーもそなえているため、慈愛に満ちた献身的な心を持ち、おだやかで寛大。波風の立たないことを好み、辛抱強く落ち着いています。持久力にもすぐれているため、着実に物事を成し遂げられる信頼性の高さが魅力です。
白くてなめらかな肌に、しっとりとした黒髪、大きな目、長いまつ毛が映えます。冷たく湿った皮膚に血管はみえず、体臭もほとんどありません。
カパが優性なときは体調もよく、持久力にもすぐれ、高水準の健康状態を保ちます。筋肉や内臓のトラブルもなく、肩こりや胃痛知らず。睡眠も深く、毎日を快適に過ごせます。
●看護師
●管理者
●料理家
●建築家
●カウンセラー
●肉体労働者
ポイントは、慈悲深さと辛抱強さ。どちらも存分に発揮される看護師などは、たくさんの患者さまから感謝されるナイチンゲールのような存在を目指せるでしょう。
カパが増えすぎると、せっかくの長所が裏目に出てしまいます。
「何事もコツコツと取り組み、早くはないけど確実にこなす」という長所が、「思考が鈍っておおざっぱになり、そのくせ頑固で保守的」という短所へと変わっていきます。活動意欲がなくなって、抑うつ状態になってしまうこともあるでしょう。
持ち前の辛抱強さがこじれて、執念深さになってしまったときは要注意。愛欲におぼれたり、独善的な一面が顔を覗かせて、人間関係に大きなダメージを与える危険性があります。
カパが増大すると、お肉がつきやすくなります。地のエネルギーが持つ重さや遅さの性質が悪い方向に働き、少し食べただけでも太ったり、むくみも出やすくなっていきます。
カパが過剰になると、地のエネルギーが持つ重さや遅さが強まり、眠気やだるさがあらわれます。ついついいつまでも眠ってしまうことが多いでしょう。
痰や鼻水も目立ってきます。アレルギー性鼻炎や鼻づまり、気管支炎や呼吸器疾患にも注意が必要です。湿気に弱く、湿度が高いような気候のときには、関節の異常も起こしやすくなります。
ここからは、カパの増悪を防ぐための生活の方法を紹介していきます。
大切なのは早起きすること。特に朝日を眺めながらの散歩や、その他の運動をする習慣を身に着けましょう。寝すぎや昼寝は避けて、日中に活動的になるよう心がけます。
食べすぎにも気をつけてください。夕食は軽くして早々に終えましょう。朝食も軽くするか抜いて、朝は熱めのシャワーか入浴を習慣づけて、のんびりではなく、水とお湯の交互湯などで身体をあたためます。洗髪後はよく乾かすか、朝の洗髪がおすすめです。くれぐれも入浴後は、身体や頭皮を湿らせたままにしないように注意が必要です。
カパには、増えやすい時間帯と年齢層が存在します。
時間帯は、6~10時と、18時~22時。
年齢層は、0~25歳にかけての若年期に、カパが増大していきます。
食事においては、カパを増やしにくい食事を心がけましょう。地のエネルギーに含まれる「重性」「湿性」などとは反対の性質の食材、食事法を選ぶのが大切です。火を通したあたたかい食べものを中心に、少量で軽く、油分をおさえた食事が適しています。
夕食はあたたかい野菜スープなど、軽めにするとよいでしょう。夕食に限らず、身体をあたためる食べものや、辛味の強いスパイスを効かせた食事がおすすめです。いずれもだらだら食べるとカパに悪影響をおよぼすので気をつけて。
体格がよいものの、未消化物を溜めやすいのがカパの特徴。間食は控えましょう。少食を心がけ、定期的なプチ断食をするなど、毒素を溜めないことが大切です。
春は、カパが溶け出す季節です。冬の間に蓄積したカパは、鼻汁や目やにとなって排泄されます。それを現代医学では花粉症と呼んでいます。
花粉症以外にも、「春眠暁を覚えず」という言葉があるように、春は、特に起床時のだるさが強くなります。
カパの溶け出した状態に対応するためには、まず、カパが蓄積する冬の季節の過ごし方が大切になります。冬の間からあまりカパを溜めないように、カパの増大を防ぐ生活を心がけましょう。身体を物理的に冷やさないことはもちろん、スパイスを利かした食事をとり、身体をよく動かしましょう。
春の諸症状は、カパが排泄される症状ですので、むやみに止めないということも理解するべきでしょう。また小児期は本来カパが旺盛ですので、ぜんそくなどの症状がでないように適度な運動や乾布摩擦が大切です。
肉体的にもすぐれています。カパの持つ頑強さと、ピッタの持つ代謝のよさが、暑さにも寒さにも耐えられる身体を実現します。
精神的にも、ピッタの持つ怒りっぽさをカパの持つ注意深さが中和するため、バランスを保ちやすいです。ただし、自信過剰や自己満足、聞く耳を持たないなどに陥りやすい欠点も。経営者に多いタイプです。
カパとヴァータの性質は正反対のため、性格は分裂した状態になりやすく、いきなり結論を出す傾向もみられます。
あるときはヴァータの持つ軽やかさと発想の豊かさ、あるときはピッタの持つ柔軟性と知性の鋭さ、あるときはカパの持つ持久力と慈悲深さを発揮します。
一方で、どのドーシャも乱れやすい欠点を持っているため、健康管理には細心の注意を払いましょう。
母のような安心感を与えてくれるカパ。花にたとえるならば、大きな球根が大地に根づいた、だれからも愛される春の花、チューリップがぴったりです。
だれにでも献身的な慈悲深さと、だれからも愛される信頼性が魅力のカパの皆さま。どっしりと構える姿勢が執着に変わってしまわないように、しっかりとカパのバランスをととのえましょう。
重さや遅さ、冷たさなどの性質が、性格や外見にどんな影響をおよぼすのか、美容健康にどうやって関わっていくのかなど、細かく解説していきます。
温和で親切。カパってどんな人?
性格の長所は?
地のエネルギーを持つカパ。大地のようにどっしりと安定した、頼りになる性格です。水のエネルギーもそなえているため、慈愛に満ちた献身的な心を持ち、おだやかで寛大。波風の立たないことを好み、辛抱強く落ち着いています。持久力にもすぐれているため、着実に物事を成し遂げられる信頼性の高さが魅力です。
性格の短所は?
動作や話し方はゆっくりとしており、納得するのには時間がかかります。ただし、一度覚えたことは忘れないタイプ。心がおだやかなぶん、つい保守的になってしまう欠点も持っています。何事も溜め込む傾向があるため、悩みをだれかと共有できないことも多いですが、一方で、お金を貯めるのにはとても適している性格です。意外と頑固もの。外見の特徴は?
外見は、体格に恵まれています。地のエネルギーが持つ、安定と重さの性質が、しっかりとした肉体を作るからです。また、カパは構造作用を持っているため、筋肉や臓器が発達しており、グラマーな方も多いでしょう。白くてなめらかな肌に、しっとりとした黒髪、大きな目、長いまつ毛が映えます。冷たく湿った皮膚に血管はみえず、体臭もほとんどありません。
健康面の特徴は?病気知らずの筋肉・内臓
職業適性は?カパのあなたにぴったりのお仕事
●看護師
●管理者
●料理家
●建築家
●カウンセラー
●肉体労働者
ポイントは、慈悲深さと辛抱強さ。どちらも存分に発揮される看護師などは、たくさんの患者さまから感謝されるナイチンゲールのような存在を目指せるでしょう。
カパのバランスが崩れると?美容健康、心理状態への影響
体内のカパが増えすぎると、おだやかさが怠惰やだらしなさに変わり、美容健康にも悪影響をおよぼします。以下では、カパのバランスが崩れてしまったときの問題点をまとめてみました。日ごろの食事や生活習慣をととのえて、大切な心身の健康を守りましょう。長所が裏目に出ないように気をつけて
「何事もコツコツと取り組み、早くはないけど確実にこなす」という長所が、「思考が鈍っておおざっぱになり、そのくせ頑固で保守的」という短所へと変わっていきます。活動意欲がなくなって、抑うつ状態になってしまうこともあるでしょう。
持ち前の辛抱強さがこじれて、執念深さになってしまったときは要注意。愛欲におぼれたり、独善的な一面が顔を覗かせて、人間関係に大きなダメージを与える危険性があります。
美容面では、太ってしまうのに気をつけて
健康面では、呼吸器疾患に気をつけて
痰や鼻水も目立ってきます。アレルギー性鼻炎や鼻づまり、気管支炎や呼吸器疾患にも注意が必要です。湿気に弱く、湿度が高いような気候のときには、関節の異常も起こしやすくなります。
バランスの乱れを防ぐために。カパの生活処方箋
カパのバランスが崩れてしまうと、さまざまな問題が発生するのがおわかりいただけましたでしょうか。ここからは、カパの増悪を防ぐための生活の方法を紹介していきます。
生活のポイントは「早起き」と「食べすぎない」
食べすぎにも気をつけてください。夕食は軽くして早々に終えましょう。朝食も軽くするか抜いて、朝は熱めのシャワーか入浴を習慣づけて、のんびりではなく、水とお湯の交互湯などで身体をあたためます。洗髪後はよく乾かすか、朝の洗髪がおすすめです。くれぐれも入浴後は、身体や頭皮を湿らせたままにしないように注意が必要です。
バランスが乱れやすい時間と年齢
時間帯は、6~10時と、18時~22時。
年齢層は、0~25歳にかけての若年期に、カパが増大していきます。
食事法、食材の選び方
夕食はあたたかい野菜スープなど、軽めにするとよいでしょう。夕食に限らず、身体をあたためる食べものや、辛味の強いスパイスを効かせた食事がおすすめです。いずれもだらだら食べるとカパに悪影響をおよぼすので気をつけて。
体格がよいものの、未消化物を溜めやすいのがカパの特徴。間食は控えましょう。少食を心がけ、定期的なプチ断食をするなど、毒素を溜めないことが大切です。
苦手な季節の過ごし方
花粉症以外にも、「春眠暁を覚えず」という言葉があるように、春は、特に起床時のだるさが強くなります。
カパの溶け出した状態に対応するためには、まず、カパが蓄積する冬の季節の過ごし方が大切になります。冬の間からあまりカパを溜めないように、カパの増大を防ぐ生活を心がけましょう。身体を物理的に冷やさないことはもちろん、スパイスを利かした食事をとり、身体をよく動かしましょう。
春の諸症状は、カパが排泄される症状ですので、むやみに止めないということも理解するべきでしょう。また小児期は本来カパが旺盛ですので、ぜんそくなどの症状がでないように適度な運動や乾布摩擦が大切です。
オイルなしがおすすめ。マッサージの取り入れ方
マッサージは、オイルなしで行うのがおすすめです。セルフでは絹の手袋で身体をこするガルシャナがよいでしょう。施術を受けるなら、リズミカルなマッサージや指圧も効果が見込めます。毎日のヨガの取り入れ方
太陽礼拝を必ず取り入れましょう。少しハードなポーズも行うのがおすすめです。呼吸法は、身体をあたためる火の呼吸法が適しています。肥満になりやすいので、ヨガだけではなく日常的に運動を習慣づけるのが大切です。カパの混合体質3つのタイプ
多くの方は、1つの体質だけではなく、2つまたは3つの体質を複合して持っています。以下では、カパに関わる混合体質の3つのパターンについて解説します。1.ピッタ・カパタイプ
ピッタとカパの混合体質。カパの持つ安定性と、ピッタの持つそつなさが融合し、どんな方面でも成功をおさめやすいタイプです。肉体的にもすぐれています。カパの持つ頑強さと、ピッタの持つ代謝のよさが、暑さにも寒さにも耐えられる身体を実現します。
精神的にも、ピッタの持つ怒りっぽさをカパの持つ注意深さが中和するため、バランスを保ちやすいです。ただし、自信過剰や自己満足、聞く耳を持たないなどに陥りやすい欠点も。経営者に多いタイプです。
2.カパ・ヴァータタイプ
カパとヴァータの混合体質。外見は高身長か低身長、いずれかに極端に分かれます。冷性が強いため、身体も心も冷たさに弱いタイプです。カパの頑強さや慈悲深さによって救われてはいますが、便秘や気管支炎、鼻炎などにはかかりやすくなります。カパとヴァータの性質は正反対のため、性格は分裂した状態になりやすく、いきなり結論を出す傾向もみられます。
3.ヴァータ・ピッタ・カパタイプ
3つのドーシャが同じ割合になっているヴァータ・ピッタ・カパタイプの方は、非常にまれな存在ですが、3つのドーシャのよさを表現できます。あるときはヴァータの持つ軽やかさと発想の豊かさ、あるときはピッタの持つ柔軟性と知性の鋭さ、あるときはカパの持つ持久力と慈悲深さを発揮します。
一方で、どのドーシャも乱れやすい欠点を持っているため、健康管理には細心の注意を払いましょう。
カパを花にたとえてみると?
だれにでも献身的な慈悲深さと、だれからも愛される信頼性が魅力のカパの皆さま。どっしりと構える姿勢が執着に変わってしまわないように、しっかりとカパのバランスをととのえましょう。
カテゴリ:
(日本ナチュラルヒーリングセンター) 2016年12月12日 10:55
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