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カパの食事法を紹介! 食材、味など、アーユルヴェーダの体質別食事のポイント
アーユルヴェーダでは、心身の健康に対して食事が大きな意味を持っています。これさえ食べれば健康に良い「万能食」という考え方は、アーユルヴェーダにはありません。一人一人の体質・体調・時間・季節・年齢などにあわせた食事を提案するのが、アーユルヴェーダ式食事学です。その中でも今回は、カパ体質の人にフォーカスをあて「カパの食事法」について紹介します。
①朝起きて、体が重く、眠気が取れない
②寝すぎる。日中でうとうとしてしまう
③口の中が粘つく
④行動や思考が緩慢になる
⑤内向的な暗い気持ちになる
⑥食欲がなく、消化が重い
⑦食後眠くなる
⑧自分を必要以上に卑下する
カパの乱れは、粘液に異常に関係します。そのため、花粉症、慢性副鼻腔炎、鼻づまり、気管支喘息、糖尿病、痛風、白内障、脂肌、消化不良、肥満、糖尿病などの病気となって現れたりします。また常にやる気がおきないでうつうつとした気持ちもカパの乱れと考えられます。以上のような症状は、カパをバランスする食事によって緩和する可能性があります。
カパを増やしにくい食事を心がけるために大切なこと、それはつまり、地や水のエネルギーが持つ、冷性などの性質とは反対の、温性の食事を選ぶことです。油分を控えめにして、あたたかいもの、食事に少しスパイスをきかせることがポイントです。カパの水の元素は油分そのものなので、すでにある油分をまず控えます。また水の元素は、冷たくじっとりした性質のため、温かく消化に負担がない食事を心がけることがまずは大切です。そのため少しスパイスを効かせることが大切です。
カパの人は、消化力が落ちやすいため、食事にスパイスを効かせ消化の火を燃え続けるようにしましょう。甘いものや重い質のもの、消化しにくいものを食べる時は、お湯にショウガのスライスやショウガの粉を入れたジンジャーティーを飲みながら食事をすることも勧められます。
何を食べると考える前に、カパと同じ質の食事を控えることが大切です。そのためカパと反対の質のものをいただくことが重要なカギになります。カパと反対の質のものは、カパの重さや消化の低さをカバーしてカパのマイナス面が出ないようにサポートしてくれます。
・ 消化に軽いものをいただく(カパの質は重いため)
・ 温かい物をいただく(カパの質は冷たいため)
・ スパイスを効かせたものをいただく(カパの質は消化力が弱いため)
・ 食前にショウガをとる(カパの質は消化力が弱く、食欲が低いため)
・ 苦味や渋みのものをいただく(カパの甘い質をバランスするため)
・ さつまいも(V-P↓K↑ 甘味・乾燥)
・ アボカド(V↓P-K↑ 甘味・油性・重い)*注1
・ ココナツ(V↓P↓K↑ 甘味・油性・重い・滑らか)多量にとるとカパを上げる
・ アイスクリーム(V↑P↓K↑ 甘味・油性・重い・滑らか)多量にとるとカパを上げる
・ 豆腐(V-P↓K↑ 甘味・重さ・冷たい)*注2
*注1 アボガドは良質な脂肪を多く含み森のバターとも呼ばれますがカパを上げる作用があるため、いただく場合は、ターメリック、レモン、黒コショウなどを一緒に取るとよいです。
*注2 水分が多くカパを上げます。春などカパが増える季節には風邪をひきやすく、気管支炎の問題がでたり、だるさなどを引き起こしやすく控えることがおすすめです。
カパを増やす甘味や塩味の取りすぎに注意しましょう。また、はちみつ以外の甘味や油分の多い食材、水気の多いものもカパを増やす食材です。
カパを増やすもの。
カパ体質及びカパが増えているときは、辛味のもので食欲を増進して、体内分泌の新陳代謝と調和を図ることが大切です。ショウガなどのスパイスを積極的に使ってみましょう。また、カパとは正反対の性質の風と空の元素をもつ苦味は、体の毒をだすデトックス効果を持ちます。カパはキャベツ、レタスのような葉野菜やターメリックのような苦味を取るように心がけます。大豆が原料の豆腐類をのぞく豆類は、渋味を含み解毒効果をもち、皮膚の諸症状を調整します。
体に脂肪も毒素も溜めやすいカパにとっては、解毒効果のある苦味は味方となる味です。
朝食をとる場合の例を挙げてみます。
・春の朝食
レーズン入りグラノーラ(ミルクなどをかけないでそのままいただく)
ショウガを入れた温かい白湯(スパイス白湯)
・夏の朝食
コーンフレークと洋ナシ 温かい豆乳かけ
オレンジジュース
・秋の朝食
炒り豆腐
少し苦味の効いたお茶一杯
・冬の朝食
雑穀入りの小ぶりのおにぎり一個
カパに関連する季節は、春です。その理由は、春は春雨と言われ雨が降り、大地がぬかるみながら植物たちは成長していく季節でアーユルヴェーダでは、地と水の元素が関係すると考えていきます。そのため春は地と水が増えるような食事や食材、調理法を減らし、その反対の風や空の元素のものを取り入れることなどが考えられます。
冬から春にかけてのカパの時期は、カパを増やす甘み、酸味、塩味も食べ物を少なくすようにしましょう。トウガラシなどの辛味のスパイスは、体を温めるのでカパの人に勧められます。また、春の旬食材である山菜類には、苦みや渋みを含むものが多くあります。これら辛味・苦味・渋味を多くとりながら、体にたまりやすい毒素を排せつさせることが春は大切になります。
カパ体質の方や現在生活習慣でカパを増やしている方にとっては春は揚げ物、甘いものの取りすぎに注意して、カパを増大させないような食習慣を取り入れ、春の季節を軽快に過ごすようにしていきましょう。
春は、草花も芽吹き新しい出会いも多くある季節です。
そのような春を、うつうつとした気分で過ごさないようカパを食事や生活習慣から「増やさない、ため込まない」ように取り組んでみましょう。
②味は甘味・塩味・酸味(ケーキ類のような甘いもの、おせんべいのような塩味)
③冷たく、重く、油性のもの(アイスクリームのようなもの)
④冷やして重い食事(チーズなどを使ったピザなど)
⑤食べ過ぎ(別腹と言って食べることなど)
⑥間食(年じゅう何か口にしたりすることも間食になります)
⑦こってりしたデザート(お汁粉、ケーキ類、ドーナツなど)
⑧食後の水分の取りすぎ(食後1時間程度は水分をいただかないようにする)
⑨イモ類、魚、大豆製品(納豆、豆腐)など重い質のもの(取りすぎに注意)
★そばちらし寿司(2人分)
*アレルギーの方は控えてください
①熱湯で、乾そば160gをゆで、冷水に入れて冷やす。
②ニンジン20gを千切り、たけのこ4分の1本をいちょう切りに、菜の花1本を食べやすい大きさに切り、絹サヤを適量、すじを取ってさっと湯がいて切っておく。
③干しシイタケ1枚、高野豆腐2分の1枚はそれぞれ水で戻し、水気を切り、食べやすい大きさに切っておく。
④ 鍋に③を入れ、しょうゆ、砂糖を入れただし汁適量で甘辛く煮て火からおろし、冷ましておく。
⑤ ①②煮汁を切ったら④をよく混ぜ、梅酢50ccで味をつける。
⑥きざみのり適量を上から散らす。
★春キャベツのゆかり和え(2人分)
①キャベツ6枚を8分ほど蒸します。
②①を食べやすい大きさに切り、ゆかり適量であえる。
★山菜のマスタードディップ(2人分)
①お好みの山菜を適量蒸し、食べやすい大きさに切っておく。
②白みそ、しょうゆ、マスタード各適量を好みの配合でよく混ぜ①に添える。
★そば茶または番茶(2人分)
水を適量沸かし、茶葉適量入れ急須に注ぐ。(アレルギーの方は控えてください)
★そば粉クレープ
主食をそば粉で作ったクレープに蒸し野菜を巻いていただく
★野菜スープ
キャベツなどを積極的に使ってみましょう。
季節の野菜を水から煮込み柔らかくなったらトリカトウと塩で味をととのえる
★シナモンアップル
鍋に油など何も入れずに、いちょう切りにしたりんごを入れ、火を通し、柔らかくする。
それをお皿に盛りそこに生はちみつとシナモンを振りかける
カパの食事法。ポイントは「温かく軽め」のものを「楽しい気分」で
カパをわかりやすく例えると、「春のぬかるんだ雨上がりの大地」。ぬかるみのような水の影響で、重さと湿り気で体がむくみやだるさが出るようなイメージです。もちろんカパの良さは安定と重厚感、なめらかさですが、水と地の元素からなるカパの過剰な影響が出た場合は、マイナス面が出てきます。「だらだら」「食べ過ぎ」などの重く、遅い食習慣によってもアンバランスが起こります。食事での注意のポイントは、油の取りすぎと甘いものの取りすぎ。温かく軽めのものを楽しい気分でいただくことが、カパにとって食事をとるための大切なポイントです。消化によい食事を心がけて
実際に、カパの増大から引き起こされる問題は、どのようなものがあるのでしょうか。①朝起きて、体が重く、眠気が取れない
②寝すぎる。日中でうとうとしてしまう
③口の中が粘つく
④行動や思考が緩慢になる
⑤内向的な暗い気持ちになる
⑥食欲がなく、消化が重い
⑦食後眠くなる
⑧自分を必要以上に卑下する
カパの乱れは、粘液に異常に関係します。そのため、花粉症、慢性副鼻腔炎、鼻づまり、気管支喘息、糖尿病、痛風、白内障、脂肌、消化不良、肥満、糖尿病などの病気となって現れたりします。また常にやる気がおきないでうつうつとした気持ちもカパの乱れと考えられます。以上のような症状は、カパをバランスする食事によって緩和する可能性があります。
カパを増やしにくい食事を心がけるために大切なこと、それはつまり、地や水のエネルギーが持つ、冷性などの性質とは反対の、温性の食事を選ぶことです。油分を控えめにして、あたたかいもの、食事に少しスパイスをきかせることがポイントです。カパの水の元素は油分そのものなので、すでにある油分をまず控えます。また水の元素は、冷たくじっとりした性質のため、温かく消化に負担がない食事を心がけることがまずは大切です。そのため少しスパイスを効かせることが大切です。
消化力を上げるコツ
食事の30分前にショウガを食べてみるのも食欲をわかせます。また食べる前にジンジャーのパウダー(スーパーなどのスパイスコーナーで購入可能)をひとつまみ舌の上に乗せるだけでも消化力を上げる手助けになります。カパの人は、消化力が落ちやすいため、食事にスパイスを効かせ消化の火を燃え続けるようにしましょう。甘いものや重い質のもの、消化しにくいものを食べる時は、お湯にショウガのスライスやショウガの粉を入れたジンジャーティーを飲みながら食事をすることも勧められます。
【小ネタ】お寿司を食べるときにガリを一緒に食べるのは、ショウガと甘酢が消化力を上げてくれるから!
日本の代表的な国民食の一つ「お寿司」からアーユルヴェーダのヒントを得ることができます。お寿司屋さんには必ずガリが常備されていますが、これには大きな理由があるからなのです。江戸前のお寿司の代表「握りずし」のネタはイキの良い「生のもの」がほとんど。アーユルヴェーダから見ると、生ものは消化に重いと考えます。そこで、(消化に重い)お寿司を食べる時は、ショウガと甘酢という消化力に富んだものを一緒に食べることで消化力を上げることができると考えられるのです。このように、当たり前に過ごしている生活の中にも、アーユルヴェーダのヒントが隠されています。カパの人におすすめの食事と食材
【GOOD】カパを整える食事 | 【BAD】カパを増やす食事 |
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- 穀類:古米、あわ、ひえなどの雑穀。大麦、トウモロコシ、そば、ライ麦
- 豆類:小豆、グリーンピース、ムング豆、ひよこ豆(豆腐、大豆製品は少し重いので炒るなどして軽くする)
- 野菜:キャベツ、カリフラワー、こんにゃく、かぶ、かぼちゃ、さやいんげん、ズッキーニ、セロリ、大根、ナス、ニンジン、白菜、ブロッコリー、ほうれん草、もやし、のり、ひじき
- 果物:りんご、いちご、いちじく、柿、ざくろ、パパイヤ、レーズン、グアヴァ
- 甘味料:生はちみつを適量
- スパイス:ほとんどすべてのもの、特に調理にはショウガを使うように心がける。ターメリック、フェンネル、ショウガ、マスタード、黒コショウ、カルダモン、シナモン、コリアンダ-、クミン、ヒング、サフラン
- 肉類:とる場合は鶏肉、七面鳥
おすすめの理由
前述のとおり、カパ体質の人、およびカパが体内に増えてしまっているときは、カパを増やさない食事を心がけることが大切です。カパは重さ、遅さ、湿り、冷たさなどの性質をもつドーシャ(増えやすい質)なので、ずっしり重い大盛りの食事やずっしりとした胃に負担がかかる油分の多い食事などに気をつけること。何を食べると考える前に、カパと同じ質の食事を控えることが大切です。そのためカパと反対の質のものをいただくことが重要なカギになります。カパと反対の質のものは、カパの重さや消化の低さをカバーしてカパのマイナス面が出ないようにサポートしてくれます。
カパの食事のおすすめを再度まとめてみます。
・ 適度な速さでいただくこと(カパの質は遅いため)・ 消化に軽いものをいただく(カパの質は重いため)
・ 温かい物をいただく(カパの質は冷たいため)
・ スパイスを効かせたものをいただく(カパの質は消化力が弱いため)
・ 食前にショウガをとる(カパの質は消化力が弱く、食欲が低いため)
・ 苦味や渋みのものをいただく(カパの甘い質をバランスするため)
カパの人が控えるべき食材
カパの性質は、重さ、冷たさ、湿り、しっとりした質のため、それらの質を持つものを控えましょう。減らしたほうが良いものは、まずは甘いもの、油もの。味は、甘味、塩味、酸味を控えていきます。・ さつまいも(V-P↓K↑ 甘味・乾燥)
・ アボカド(V↓P-K↑ 甘味・油性・重い)*注1
・ ココナツ(V↓P↓K↑ 甘味・油性・重い・滑らか)多量にとるとカパを上げる
・ アイスクリーム(V↑P↓K↑ 甘味・油性・重い・滑らか)多量にとるとカパを上げる
・ 豆腐(V-P↓K↑ 甘味・重さ・冷たい)*注2
*注1 アボガドは良質な脂肪を多く含み森のバターとも呼ばれますがカパを上げる作用があるため、いただく場合は、ターメリック、レモン、黒コショウなどを一緒に取るとよいです。
*注2 水分が多くカパを上げます。春などカパが増える季節には風邪をひきやすく、気管支炎の問題がでたり、だるさなどを引き起こしやすく控えることがおすすめです。
カパを増やす甘味や塩味の取りすぎに注意しましょう。また、はちみつ以外の甘味や油分の多い食材、水気の多いものもカパを増やす食材です。
カパを増やすもの。
- 主食の取りすぎ(米、パン、パスタ類など)
- 油の多いもの(揚げ物、油を多く使うほとんどの調理法)
- 乳製品(ミルク、アイスクリーム、ヨーグルトなど)
控えるべき理由
夕食と春の食事は、カパにとって特に注意が必要です。夜の食事の時間は、消化力が低く、食べたものが蓄積しやすく未消化からアーマ(毒素)が増えやすくなるため、カパの重い質が増えてしまいます。そのためカパの人は、夕食は早めにするとか、消化に軽いものをいただくようにしましょう。また春の季節は、重さや湿りのカパが増える季節です。カパを増やす甘みのものや乳製品のような重いものの取りすぎに注意しましょう。さらにカパが過剰な場合は、食事の回数を減らすなどして消化力を高める工夫も大事です。カパの人の味(ラサ)選び
アーユルヴェーダでは、1回の食事で、甘味、塩味、酸味、辛味、渋味、苦味の6つの味をバランスよくとることが大切と考えています。ただし、カパ体質やカパが過剰になっている時は、辛味、渋味、苦味を多めにして、カパを増やす甘味、塩味、酸味を控えめにします。カパをバランスする3つの味
辛味 | 火 空 | 熱性 | カパに最も向く味 | ガーリック、ジンジャー、ペパーなど |
渋味 | 風 地 | 冷性 | 分泌を抑える味 | お茶などタンニンの多いものなど |
苦味 | 風 空 | 冷性 | 体の毒消しの味 | ターメリック、アロエベラ、レタスなど |
体に脂肪も毒素も溜めやすいカパにとっては、解毒効果のある苦味は味方となる味です。
朝昼晩、時間帯・タイミング別の食事法
カパの朝食の注意点は四季を通じて、朝から重いものや油ものなどを取りすぎない事。また穀類を控えめしてみます。食べたくないときは抜くこともよいでしょう。アーユルヴェーダ的には、朝のブラックコーヒーは、カパにはおすすめできます。その理由は、苦みがあるため朝のカパの重さを引き締める役割を持つためです。ただし春の朝は一番カパが増えるのでカパ対策をしっかりとることをお勧めします。カパの朝食・ブレックファースト
朝食はカパの時間帯(朝6時から10時までの時間)で、消化力がそれほど高い状態ではありません。そのため食べ過ぎや、重いものを取りすぎないことが大切です。ましてやカパ体質やカパが過剰な場合は、より一層カパが増えるような朝食に注意が必要です。もし朝から食欲がない場合は、無理に食べずに抜くことも大切です。無理に3食食べなくては、と義務的に食べる必要はありません。。一食抜くことで消化力を高めるという発想を持ってみましょう。朝食をいただく場合、春は軽いものを少量いただきましょう。冬は、風のエネルギー、ヴァータが増える季節で、甘味や酸味、塩味などを少し多めにとることが、勧められます。ただし、油断をして取りすぎると、春のカパのアンバランスを増上させ、カパの過剰からくる呼吸器の疾患などを引きおこすことがあるので要注意です。朝食をとる場合の例を挙げてみます。
・春の朝食
レーズン入りグラノーラ(ミルクなどをかけないでそのままいただく)
ショウガを入れた温かい白湯(スパイス白湯)
・夏の朝食
コーンフレークと洋ナシ 温かい豆乳かけ
オレンジジュース
・秋の朝食
炒り豆腐
少し苦味の効いたお茶一杯
・冬の朝食
雑穀入りの小ぶりのおにぎり一個
カパの昼食・ランチ
アーユルヴェーダの鉄則は、昼はメインで6つの味(甘味・塩味・酸味・辛味・苦味・渋味)をバランスよくとり、昼はしっかりいただくことですが、カパ体質およびカパが増えている場合は量も、そこそこにして、消化力に見合ったものと量をいただくことが大切です。さらに味もカパを増やす甘味を控えめにして、さらには油物も減らすように心がけることも大切です。- 雑穀ご飯の海苔巻き
- 蒸した野菜
- リンゴとクランベリーのジュース
カパの夕食・ディナー
カパ体質およびカパが増えている場合、夕食は消化に負担がかからない様に軽めにしていきましょう。主食の穀類やチーズのような乳製品を極力控えめにして、和食を中心に考えてみます。または、野菜スープなどで済ますこともときは大切です。鼻つまり、頭の重さ、眠気、だるさなどカパの悪化の症状が出ている場合は、夕食を抜くという選択もよいと思われます。夕食をとる場合も9時や10時以降など夜遅くの食事は極力控えてみてください。夜一食抜くだけで、過剰なカパが減り体重が落ちて、体も心も軽快になった方が数多くいらっしゃいます。「夜一食断食」可能なら取り組んでみるとよいでしょう。- 野菜スパイススープ(季節の野菜とショウガやショウガと黒コショウとフィファチを同量混ぜたトリカトウなどを入れたもの)
- 少量のお蕎麦および雑穀玄米ご飯をお茶碗半分程度
季節に応じた食事法
冒頭でもお伝えしましたが、アーユルヴェーダから見る食事は、個人や季節などのタイミングを大切にしておりますので、良いものだからみんなに勧められるオールマイティ食という考えがありません。ここでは、季節と体や心との関係をお伝えしていきます。カパに関連する季節は、春です。その理由は、春は春雨と言われ雨が降り、大地がぬかるみながら植物たちは成長していく季節でアーユルヴェーダでは、地と水の元素が関係すると考えていきます。そのため春は地と水が増えるような食事や食材、調理法を減らし、その反対の風や空の元素のものを取り入れることなどが考えられます。
冬から春にかけてのカパの時期は、カパを増やす甘み、酸味、塩味も食べ物を少なくすようにしましょう。トウガラシなどの辛味のスパイスは、体を温めるのでカパの人に勧められます。また、春の旬食材である山菜類には、苦みや渋みを含むものが多くあります。これら辛味・苦味・渋味を多くとりながら、体にたまりやすい毒素を排せつさせることが春は大切になります。
カパ体質の方や現在生活習慣でカパを増やしている方にとっては春は揚げ物、甘いものの取りすぎに注意して、カパを増大させないような食習慣を取り入れ、春の季節を軽快に過ごすようにしていきましょう。
春は、草花も芽吹き新しい出会いも多くある季節です。
そのような春を、うつうつとした気分で過ごさないようカパを食事や生活習慣から「増やさない、ため込まない」ように取り組んでみましょう。
こんな食事はNG!カパの人の注意点
カパ体質およびカパが増えている場合、重さ、遅さ、油などはよりカパを増やすキーとなります。例えば、重さは食べ過ぎや、乳製品などの取りすぎ、脂の多い食事です。遅さは、ダラダラと食べ続けるような食べ方です。また油は、揚げ物はもちろん、クッキーやパンなど見えない油も気をつけていきます。カパが注意する食事
①冷たい食物や飲み物 (氷の入った飲み物や生野菜など冷やす食物)②味は甘味・塩味・酸味(ケーキ類のような甘いもの、おせんべいのような塩味)
③冷たく、重く、油性のもの(アイスクリームのようなもの)
④冷やして重い食事(チーズなどを使ったピザなど)
⑤食べ過ぎ(別腹と言って食べることなど)
⑥間食(年じゅう何か口にしたりすることも間食になります)
⑦こってりしたデザート(お汁粉、ケーキ類、ドーナツなど)
⑧食後の水分の取りすぎ(食後1時間程度は水分をいただかないようにする)
⑨イモ類、魚、大豆製品(納豆、豆腐)など重い質のもの(取りすぎに注意)
自宅ですぐにできる!カパのおすすめ簡単レシピ
カパにおすすめの、自宅ですぐに作ることができるレシピをご紹介します。★そばちらし寿司(2人分)
*アレルギーの方は控えてください
①熱湯で、乾そば160gをゆで、冷水に入れて冷やす。
②ニンジン20gを千切り、たけのこ4分の1本をいちょう切りに、菜の花1本を食べやすい大きさに切り、絹サヤを適量、すじを取ってさっと湯がいて切っておく。
③干しシイタケ1枚、高野豆腐2分の1枚はそれぞれ水で戻し、水気を切り、食べやすい大きさに切っておく。
④ 鍋に③を入れ、しょうゆ、砂糖を入れただし汁適量で甘辛く煮て火からおろし、冷ましておく。
⑤ ①②煮汁を切ったら④をよく混ぜ、梅酢50ccで味をつける。
⑥きざみのり適量を上から散らす。
★春キャベツのゆかり和え(2人分)
①キャベツ6枚を8分ほど蒸します。
②①を食べやすい大きさに切り、ゆかり適量であえる。
★山菜のマスタードディップ(2人分)
①お好みの山菜を適量蒸し、食べやすい大きさに切っておく。
②白みそ、しょうゆ、マスタード各適量を好みの配合でよく混ぜ①に添える。
★そば茶または番茶(2人分)
水を適量沸かし、茶葉適量入れ急須に注ぐ。(アレルギーの方は控えてください)
★そば粉クレープ
主食をそば粉で作ったクレープに蒸し野菜を巻いていただく
★野菜スープ
キャベツなどを積極的に使ってみましょう。
季節の野菜を水から煮込み柔らかくなったらトリカトウと塩で味をととのえる
★シナモンアップル
鍋に油など何も入れずに、いちょう切りにしたりんごを入れ、火を通し、柔らかくする。
それをお皿に盛りそこに生はちみつとシナモンを振りかける
カテゴリ:
(日本ナチュラルヒーリングセンター) 2017年4月21日 10:20
< シローダーラー、アビヤンガってなんのこと?アーユルヴェーダの施術・セラピーを一挙紹介 | 一覧へ戻る | アーユルヴェーダの油「ギー」とは?作り方と効果、料理やマッサージなどの活用法まで教えます! >
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