アーユルヴェーダハーブでツヤのある髪を手に入れる！

髪と頭皮、心のケアにも効果的なヘッドマッサージ

アーユルヴェーダでは、頭・耳・足裏の3点は重要なマッサージのポイントです。
中でも、頭部のケアは脳や全身にも影響を与え、健康や美髪、リラックスなどさまざまな効果があります。髪はサンスクリット語で「アスティマラ」(骨のゴミ）と呼ばれ、体内の毒素を毛穴から外へ排出する働きがあります。

頭皮は経皮吸収が活発なため、ヘッドマッサージの際には口にも入れられるくらい良質なオイルやハーブを使うことも重要です。

アーユルヴェーダハーブ&オイルを取りいれ美髪に導

ごま油は、アーユルヴェーダのマッサージに用いられる代表的なオイルです。年齢や体質を問わずに使え、温め効果や老廃物の排出、皮膚をほぐす役割が期待できます。インドでは古くから、健康維持や美のためにハーブも重要視されています。

例えばアムラは食用にも使われ、育毛効果としてペースト状にし頭皮にすり込む療法がありました。ほかにも「若さのエネルギー」の意味をもつクマーリー（アロエベラ）や毒素排出作用のあるニーム、「髪の支配者」と呼ばれる育毛にアプローチするブリンガラージなど、デトックスやヘアケアに役立つハーブか多数存在します。
 

健やかな髪に導くアーユルヴェーダハーブ&オイル種類

ソープナッツ	日本ではムクロジと呼ばれ、果皮には多量のサポニンを含む。水を泡立てる働きがあるため、洗浄に利用されてきた。
シカカイ	「髪の果物」を意味するアーユルヴェーダハーブ。ソープナッツ同様、その実にはサポニンが含まれている。
ヘナ	葉を乾燥させ、粉にしたものは昔から髪や肌の染料として利用されている。現在はヘアトリートメントの原料にも！
アムラ	インドでは「スーパーフルーツ」と呼ばれ、古くから食用に使用。若返り剤とも呼ばれ、ピッタの過剰を抑える働きも。
ニーム	インドでは日常的に生活の中に取り入れられ、古くはその枝を噛んで歯を磨いていた。和名は「インドセンダン」
太白ごま油	精選された原料を焙煎せずに生のまま圧縮した純粋なごま油。色やニオイがほとんどなく、サラリとした質感。

体質別ヘッドマッサージでエネルギーを調整

アーユルヴェーダでは３つのドーシャ（体質）があると考えられています。下記に多くあてはまるものがあなたのタイプ。シャンプー前に簡単なヘッドマッサージをプラスしてエネルギーのバランスを整えましょう。

※体質をより詳しくチェックしたい方はこちら➡わたしはどのタイプ？あなたの体質がわかる『心と体の30チェック』

ヴァータタイプ

□地毛はダークカラー
□乾燥気味
□枝毛ができやすい
□まとまりにくい
□量は少ない
□性格は心配性、または飽きっぽい

ヴァータタイプのマッサージ方法

ヴァータが過剰になると不眠や肩こりに。頭をなで下ろすマッサージで緊張をゆるめて！
神経を鎮め、穏やかに導くヘッドマッサージのひとつです。

1、両手を頭のてっぺんに軽くのせる。
2、頭をやわらかく包み込むように、手のひらを使い頭全体をじわーっと圧をかけて押しなで下ろす。

ピッタタイプ

□地毛は赤っぽい色
□コシがない
□白髪になりやすい
□薄毛になりやすい
□量は普通
□性格はかなり短気。完璧主義

ピッタタイプのマッサージ方法

ピッタが過剰になるとイライラや眼精疲労、消化不良に。エネルギーを抑えクールダウンするマッサージがおすすめです。

1、指の腹を使って生え際からクルクルと円を描くように頭皮を動かす。

カパタイプ

□地毛は色素が多く黒い
□脂っぽくなりやすい
□ツヤがあり髪の質がよい
□抜け毛、切れ毛になりにくい
□量は多い
□性格はおおらか、のんびりしている

カパタイプのマッサージ方法

カパの過剰は、だるさや無気力を誘発。眠気を払い、頭皮を活性化させるマッサージをしてみましょう。

1、髪の毛を少しづつつかみ、根元から軽く引っ張る。
2、つかむ髪の位置を変えながら、いろんな方向へ引っ張る刺激で毛根を活性化。
3、指の腹で、リズミカルにトントンはじく。